Reedy Race of Asia 2005 in Hong Kongレポート
毎年この時期になると、香港のハリウッドプラザで行われているRCビッグイベント。今年はリーディーレースが組み込まれ、原、スリカーン選手、前住、鈴木清和、加藤隆史選手、広坂他、さながらアジアカップのメンバーといったメンツが揃った。
原、スリカーン、広坂の3名は、レース前半から他を引き離し、トップゴールを連発した。初日では3選手全員が1位3回、2位1回と同ポイントで2日目をむかえる。2日目も3選手の勢いは留まらず、1位を連取するものの、3選手はそれぞれ1回のみトップゴールを逃してしまう。これにより、各選手は1位5回、2位2回の同ポイントにて勝負は最終ラウンドをむかえる。
ここで特別に組み換えが行われ、3選手は同じヒート、しかも3台はフロント・ローからスタートすることになった。緊張の中8台が一斉にスタート、まず飛び出したのはスリカーン選手、それを原選手、広坂が追う。数週後、スリカーンと、原選手がクラッシュした隙を広坂がパスしトップに躍り出る。原選手のマシンは転倒したまま起き上がれず、致命的なタイムロスをしてしまう。独走状態となった広坂がそのまま逃げ切るかと思いきや、原選手のマシンが突然後方に現れた。コースマーシャルがいくつかのコーナーをカットして直したからである。
原選手とのテール・ツー・ノーズ状態となり、場内が歓声で埋め尽くされたところで、原選手のマシンのノーズは広坂のマシン後部にヒットし、ボディが内部に巻き込みピットストップ、あっけなく原選手のトップフィニッシュとなり、原選手は6ポイントの最高得点を獲得し、総合優勝を決めた。アンフェアーであった最終ラウンドに対し、主催者側に抗議したが、「マーシャルのしてしまったこと」ということで結局認められずに終わってしまった。
バンケットは場所を変更し、表彰式と大抽選会が夜11時まで行われた。
1位 Atsushi Hara / Japan / Hot Bodies
2位 Masami Hirosaka / Japan / Yokomo
3位 Surikarn Chaidasuria / Thailand / Hot Bodies
4位 Satoshi Maezumi / Japan / Tamiya
5位 Hideo Kitazawa /Japan / Tamiya
6位 Andy Lam /Hong Kong / Hudy
7位 Alan Yau / Hong Kong / Yokomo
8位 Jilles Groskamp / Holland / Hudy
9位 Derek Yuen / Hong Kong / Yokomo
10位 Nicholas Lee / Shingapole / Associated