2006年12月28日(木曜日)

【ヨコモチャレンジカップ東海大会(第5回てんちょー杯)】 2006年12月10日(日)

カテゴリー: - T2K @ 20時34分52秒

【ヨコモチャレンジカップ東海大会(第5回てんちょー杯)】 2006年12月10日(日)

 今年で10周年を迎えた、三重県鈴鹿市にある「ラジコンカーの店ミヤザキ」において、12月10日に開催された「ヨコモチャレンジカップ東海大会&第5回てんちょー杯」に参加しました。

 サーキットのオーナーは宮崎祥司さん。宮崎さんは実車業界ではとても有名な方です。すでに引退されましたが、TT?F1クラス(750ccバイク)の元全日本チャンピオンです。毎年鈴鹿サーキットで行われている、8時間耐久レースでは準優勝したこともあります。
そして引退後の新事業として開店されたのは、実車ではなく趣味であったラジコンカーだったのです。店名は、とても素直に名付けられた「ラジコンカーの店ミヤザキ」です。もちろんオンロードカーのサーキットが併設されています。
場所は鈴鹿サーキットのすぐ側にあり、実車のレースに参加した人達も、しばしばお店に顔を出してくれるそうです。先日は本家のフェラーリチームの方達が来店されたそうです。
 
 さて、ミヤザキさんのサーキットを訪れたのは5年ぶりのことでしたが、驚いたことが多々ありました。
まず、コースレイアウトが変わっていなかったこと。右半分が高速コーナー、左半分は低速コーナーを重視し、マシンの仕上がりがラップタイムに表れやすいなど、レイアウトには特にこだわりを持っておられた。
予選方式は1周のベストラップ方式を採用。しかも決められた時間の中で好きな時に何回でもタイムアタックできるのです。もちろんマイポンダーを採用していました。
また、毎週行っているナイトレースでは、優勝者はポラロイドで写真を撮ってもらえます。そしてその写真は、サーキットの周りに貼ってもらえるのです。前日に行われたナイトレースが第487回でしたので、壁には400枚以上の顔写真が…。とてもユニークな発想を持ったお店でした。

初心者にも親切に指導してくれる一方、特に上を目指すレーサーを応援してくれる宮崎さんでした。

レースの詳細は、ラジコンカーの店ミヤザキのHP→ http://www.geocities.jp/team_miyazaki/yoko06 をご覧下さい。


2006年12月27日(水曜日)

【ラジコンカーの店ミヤザキ ナイトレース 第487回大会】2006年12月9日(土)

カテゴリー: - T2K @ 19時51分12秒

【ラジコンカーの店ミヤザキ ナイトレース 第487回大会】2006年12月9日(土)

翌日に行われるヨコモカップの2日前の金曜の夜、我々ヨコモスタッフは現地入りしたのであります。「土曜日に1日練習すればええやろう」と甘い考えを持ちながらお店の扉を開ける。「どうも?!」と元気良く入店。宮崎店長が満面の笑顔で迎えてくれた。「久しぶりやな。」と握手で歓迎、外国っぽい感じ。
「宮崎さんの所は開店の時の10年前と、もう一回来て、これで3回目ですね?」と早速調子よく切り出すと、店長はちょっとムスっとして「何言うてんの、開店の時は海野君と浩君は来てくれたけど正美君は来なんだで?」。あれ?それは失敗、何で来なかったのだろう…?と落ち込んでいると、店長「そんなことより明日ナイトレースあるから出てや!」。そんなん聞いてませんけど……とここで言ったら店長切れるだろうな…..そこで広坂、「明日店早く開けてもらえますか?」とヤル気をアピール!

店長「俺が来た時がオープンの時間や」と開店時刻はファジーな一言。今晩は店長を早く寝かせないと……と夜の誘いもお断りし、土曜の朝から猛練習開始!やはり店長のラップタイムが速いの速いの。
「店の中にいればいいのに?」店長はお店をバイトに任せて練習練習。ついでに付き添いで来た若杉にも、メカニックで来た北川にまでマシンを提供!「レース出よっ!だって。」
「ぬぬっ、この店長、なんという余裕だ」。なんだかんだ驚くことが多い中、あっという間にナイトレースの時間が来てしまったのであります。
「この人めっちゃ要領いいな?テキパキと仕事もこなすし、上手く人も使うし、レースも楽しんでるし」とてもうらやましかったです。

店長「はい、それではナイトレース始めますね?、写真撮るんでボディー持って並んでください。スタートラインのとこね?、はい撮りますね。はい終わり?5分後にスタートします」
若杉「え???もう終わり?まだ自分のカメラで撮ってないっすよ?」
正美「5分後ってそんなすぐ始めるんですか?準備無理っすよ」
店長「持ち時間10分あるから好きな時に何回でも走って、その内1周のベストラップ取るから」
正美「なかなか要領ええやんけ。トラクションも禁止だしバッテリーは追い込み充電だけで1本あればいけるし」(と心の中で思う)。

正美「店長、トラクション塗らなかったら、グリップいまいちですね」と目標タイムがなかなか出ないのでいやみっぽく言い訳をすると、
店長「ほんまやな?タイム上がらんな?と自分で走らせて確認した」とその直後、何とコースにスプレーをシュシュッと撒いたのです。すると物凄いグリップが上がり、転倒しそうになったのです。
正美「ななっ、タイヤではなく、路面のグリップを上げるとは、ただ者ではないなこの人」
(注)スプレー散布は、不公平が出ないよう、レース前に撒かれました。

さあいよいよレース開始、何かめちゃくちゃテンションがあがるのです、ここ。 その一つの理由として、えらくハイテンションな音楽が流れるのです。弁当食べる時も思わず急いでしまう感じです。
しかも店長のラップタイムが速い!だから余計に焦ってしまいます。
店長「正美君、僕走るときアナウンスしといて。」
正美「しといてって、そんなん急に言われても….。」ところがやってみたら結構上手く出来て「まあまあいけてるかな?」なんて思ってしまうのです。若杉も、昭も、女性のお客さんも、み?んなアナウンス、させられてましたよ。すごいねここは。そして、
店長、参りました。TQは見事に作戦勝ちした?宮崎店長が獲得しました。広坂は何回走らせても追い抜けずに2位。決勝でもぶっちぎられそうな勢いだ。しか??し、ここで朗報ゲット!
店長「決勝は2回やります。1回目の結果で2回目は逆グリッドにします」
正美「チャーンス!」広坂はこのようなハンディ戦になると燃えるのだ!「後ろから出てぶつけずに避ければいいのね避ければね」。
そしていざ決勝レース、宮崎店長撃沈、広坂完勝! 店長ゴメンナサイ。勝ってしまいました。しかし店長の速さは異常でしたよ。逆グリッドしなけりゃよかったのに。
そうそう、今回は特別ゲスト来られてました!レーシングドライバーの松田次生さん、HPIの袴田美緒さん、スクエアの尾崎二郎さん。明日も盛り上げに来てくださるそうです。
お休みなさい、店長。僕はとっても疲れました。

レポートはラジコンカーの店ミヤザキのHPにてご覧頂けます。http://www.geocities.jp/team_miyazaki/1209.html


2006年12月26日(火曜日)

【Mt.Fuji Charity Ride 2006】2006年11月23日(祝)

カテゴリー: - T2K @ 21時48分41秒

富士スピードウェイにて、メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンさんの主催で行われた、Mt.Fuji Charity Ride に協賛しました。F1フェラーリーやルマン仕様のマシンなどのデモランを行うメインサーキットのパドックにて、ドリフトラジコンのデモ走行と無料体験走行会を行いました。


2006年12月25日(月曜日)

レポート【JMRCA1/10th電動ツーリングカー全日本選手権エキスパートクラス】

カテゴリー: - T2K @ 21時16分20秒

【JMRCA1/10th電動ツーリングカー全日本選手権エキスパートクラス】
2006年11月17日(金)?19日(日)


上位3名 広坂(中央)、原篤志 選手(左)、足立伸之介 選手(右)

2006年度のツーリングカー全日本選手権の舞台は、数々の名レースが繰り広げられてきた「谷田部アリーナ インドアオンロードコース」で行われました。全国の予選を勝ち抜いてきた選手と、JMRCAが参加を認めた海外選手の、計86名で行われました。
世界初の4セル5分レースという新しいルールを採用したことと、今年のメインイベントであること、歴代の世界チャンピオンが全員参戦してきたことなどもあり、谷田部アリーナの観客席は超満員でした。
昨年度は善戦したものの、今一歩のところで優勝を逃しているため、今年は何とか巻き返したいとの強い気持ちを持っていたため、チーム全体の雰囲気は常に気の引き締まった状態でしたが、レースの最中にも関わらずゲーム大会をして、時には笑える雰囲気作りをしてくれるメンバーもいたりと、余裕を持たせてもらえる場面もあり、常にリラックスしながら参戦することが出来ました。

特に予選で3番グリッドに残った、若干13歳の松倉直人君の成長ぶりには、本当に驚きました。更に木村心哉君、横山武君、ビリーイーストン君も決勝に進出してくれ、昨年の2台しか残れなかった時と比べると、とても心強い状態で決勝に望めました。

決勝では予想通り、原篤志選手とのバトルから始まりました。1回目で0.8秒差で競り勝ち、これで一気に流れはヨコモサイドに来ました。2回目では、前半で原選手が後退したため、ほぼ優勝を手に入れた状態で5分のコールまで走り続け、5分のコールで優勝かと思いきや、コールの際、何とゴールラインを超えていたのです。しかも2台が。すなわちもう一周走ってゴールラインを通過しなければなりません。その2台目が松倉直人君でした。バッテリーは、5分ぎりぎりの設定で走っているため、もう一周走るとなると、スピードがかなりダウンします。2台の最終ラップは、人間が足で走った方が速いくらいにまでスピードが落ちました。そして最終コーナーの手前でトップに立った松倉君がトップゴールしたのです。
観衆からは大きな歓声が上がり、本人も大喜びでした。

これで俄然レースの展開が面白くなったわけですが、優勝の可能性はトップフィニッシュを決めている広坂、松倉に加え、原選手にも出てきたわけです。

3回目の勝負のスタート前、それは昨年の全日本を思い出させるかのような光景でした。原選手との勝負、そして雨。そうなのです、何と雨がコース上に2?3ヶ所したたり落ちてきていたのです。松倉君は2回も3回も僕に「雨が落ちているコーナーに気をつけてください!」、とそのポイントを教えてくれていたのだが…。

運命のスタート直後、松倉選手が後退し、すぐさま広坂、原の一騎打ちとなる。「原君との5分は長いな?」と思った瞬間マシンが大きくラインを外す。雨でタイヤが滑ったのです。「まずい!」と原選手のマシンを視界に入れると、彼のマシンも同じようにラインを外した。それは松倉君に警告されていたコーナーだった。2台のマシンが同じように滑る中、原選手との間隔はほぼ一定のままで周回を重ねた。
そこで脳裏を駆け巡ったのは「5分でゴールラインを超えるのか超えないのか?」ということ。メカニックの海野氏は真下にいる、聞けばその場で返答が得られることはわかっていたのだが、どうしても声を出すことが出来なかった。何と聞けばいいのかが瞬時に出てこなかったのです。
聞きたかった理由は、ラインを超えないのであれば更にペースを上げられ、超えるのであればペースをキープしなければならなかったためでした。幸いにも路面状況が悪かったために、ペースが遅いとの推測のもと、ペースを上げる、原選手は最後の追い上げを開始するが、1秒のアドバンテージを保ったまま、ゴールラインの手前で5分のコール!トップでチェッカーを切ることが出来た。

お陰さまで、予選、決勝共に1位となり、全日本選手権優勝連続記録を20年にすることが出来ました。


チームヨコモの関係者。お疲れ様でした。ありがとうございました。そしておめでとうございます!

【予選結果】
1位 広坂正美 20L.5.14.352 / ヨコモ
2位 原篤志 20L.5.18.361 / HB
3位 松倉直人 20L.5.19.533 / ヨコモ
4位 足立伸之介 19L.5.02.432 / 京商
5位 松崎隼人 19L.5.02.789 / HB
6位 木村心哉 19L.5.03.318 / ヨコモ
7位 横山武 19L.5.03.863 / ヨコモ
8位 吉岡大輔 19L.5.04.284 / HB
9位 小柳津将之 19L.5.04.564 / HB
10位 ビリーイーストン 19L.5.04.702 / ヨコモ

【決勝結果】
1位 広坂正美 10/9/10 (BEST 2 Round 20p)
2位 原篤志 9/8/9(18p)
3位 足立伸之介 6/7/8(15p)
4位 松崎隼人 8/3/7(15p)
5位 松倉直人 4/10/2(14p)
6位 木村心哉 7/6/1(13p)
7位 小柳津将之 2/5/5(10p)
8位 横山武 3/4/6(10p)
9位 吉岡大輔 5/1/4(9p)
10位 ビリーイーストン 1/2/3(5p)


広坂正美仕様 ヨコモ BDM


松倉直人仕様 ヨコモ BDM


木村心哉仕様 ヨコモ SD


横山武仕様 ヨコモ BDM


ビリーイーストン仕様 ヨコモ BDM


2006年12月22日(金曜日)

レポート【第136回 谷田部アリーナラウンドレース】 2006年11月5日(日)

カテゴリー: - T2K @ 22時17分32秒

【第136回 谷田部アリーナラウンドレース】 2006年11月5日(日)

本年度のツーリングカー全日本選手権開催の2週間前に、谷田部アリーナの月例「ラウンドレース」に参加しました。ラウンドレースに出るのは数年ぶりのこと、選手権が同会場で行われるため、練習には絶好のタイミング、他にも選手権に参加する多くのドライバーが出場していました。

チームヨコモからは、広坂正美、横山武、木村心哉、鈴木昭、松倉直人、玉手大介の6名が参加し、予想以上の好結果を残すことが出来ました。
すぐに開催される本戦に向け、勢いがつくことでしょう。

【予選結果】
1位 広坂正美 20L 5.03.538
2位 松崎隼人 20L 5.10.238
3位 松倉直人 20L 5.11.168
4位 鈴木昭 20L 5.11.366
5位 上林博 20L 5.15.647
6位 横山武 20L 5.17.335
7位 木村心哉 19L 4.55.944
8位 中村修 19L 5.01.558
9位 原篤志 19L 5.02.530
10位 大久保行朗 19L 5.04.293

【決勝結果】
1位 広坂正美 20L 5.05.042 / ヨコモ
2位 松倉直人 20L.5.06.917 / ヨコモ
3位 木村心哉 20L.5.14.578 / ヨコモ
4位 松崎隼人 20L.5.17.212 / HB
5位 鈴木昭 19L.5.04.276 / ヨコモ
6位 横山武 19L5.05.342 / ヨコモ
7位 中村修 19L5.05.931 / HB
8位 原篤志 19L 5.09.383 / HB
9位 上林博 19L 5.12.866 / アレックス
10位 大久保行朗 18L 5.01.866 / アレックス


2006年11月9日(木曜日)

【ヨコモカップツーリングカーレースin神奈川】2006年10月7日レポート

カテゴリー: - T2K @ 20時23分58秒

【ヨコモカップツーリングカーレースin神奈川】 2006年10月7日(土)

ラジコン天国厚木店にある室内オンロードサーキットにて、ヨコモカップを開催致しました。
チームヨコモからは、広坂、松倉直人の2名が参戦しました。
予選では広坂がポールを獲得、2番手には本年度のスポーツクラス全日本チャンピオンである竹山英士選手が2番手、以下、根本、前畑、岩田、牧田、伊藤、松本選手と続きとなり、Aクラスで決勝を走ります。
Aクラスの決勝では、スタート直後に猛追してきた竹山選手を広坂が振り切り、トップゴールしました。
決勝結果は、Aクラス、Bクラス、Cクラスの各選手が出したタイムで決まりました。

☆23ターンクラス
1位広坂正美 / YOKOMO BDM / 38L 8.00.47 (BEST 12.01)
2位竹山エイシ / YOKOMO BDM / 38L 8.04.04 (BEST 12.12)
3位根本 / YOKOMO BD / 38L 8.12.54 (BEST 12.38)
4位岩田 / YOKOMO / SD / 37L 8.02.72 (BEST 12.37)
5位前畑 / YOKOMO BD / 37L 8.06.66 (BEST 12.37)
6位遠藤亮 / ALEX / 37L 8.11.86 (BEST 12.61)
7位松本義久 / YOKOMO BD / 37L 8.12.16 (BEST 12.57)
8位牧田 / TAMIYA / 36L 8.01.06 (BEST 12.60)
9位五十嵐 / TAMIYA / 36L 8.01.30 (BEST 12.65)
10位松倉直人 YOKOMO BDM / 36L 8.02.80 (BEST 12.19)


2006年11月7日(火曜日)

【YOKOMO MASAMI CHALLENGE in OHM TWIN CIRCUIT】 2006年10月1日レポート

カテゴリー: - T2K @ 21時46分15秒

【YOKOMO MASAMI CHALLENGE in OHM TWIN CIRCUIT】 2006年10月1日(日)

ヨコモドリフトチャレンジの翌日は、舞台を、OHMツインサーキット(北海道)の1階に移し、ツーリングカーレースに参加しました。題して「正美チャレンジ」です。おそらく正美選手にチャレンジしよう!ということでしょうが、僕からしてみれば、北海道の選手達に、チャレンジするといった感じです。
OHMツインサーキットのオンロードコースは、非常に路面グリップが高く、コーナーのRも大きく、谷田部アリーナに似ています。ここで練習すれば、いきなり谷田部アリーナに来ても、速いタイムを刻むことができるでしょう。
チームヨコモからは、広坂と、昨年のスポーツクラスで大活躍した山内雄広君。予選から決勝まで、終始この2人のトップ争いとなりました。そこに加わってきたのが、若干12才の井土正継選手。決勝第2ラウンドでは、井戸選手がレース中盤まで、広坂にテールをつつかれながらもトップをキープしていました。山内、井戸、両選手は、今年の全日本選手権エキスパートクラスでも活躍することでしょう。

Aメイン決勝(決勝は2ラウンドの着順合計ポイントシステム)
1位 広坂正美 YOKOMO BDM / 20ポイント
2位 山内雄広 YOKOMO BDM / 18ポイント
3位 井戸正継 TAMIYA / 16ポイント
4位 伊藤剛 TAMIYA / 11ポイント
5位 中村成智 TAMIYA / 11ポイント
6位 爾見俊一 YOKOMO BDM / 11ポイント
7位 渡部孝一 HB / 8ポイント
8位 中川竜哉 TAMIYA / 7ポイント
9位 渡部芳久 YOKOMO LCG / 6ポイント
10位 木戸智幸 TAMIYA / 2ポイント


2006年11月6日(月曜日)

【ヨコモドリフトチャレンジin北海道】2006年9月30日レポート

カテゴリー: - T2K @ 22時16分49秒

【ヨコモドリフトチャレンジin北海道】 2006年9月30日(土)

ヨコモドリフトミーティングとほぼ同じレギュレーションで行う、小売店単位でのドリフトイベントが、「ヨコモドリフトチャレンジ」です。ドリフトチャレンジは、4月30日に山梨県の「みさきサーキット」で行い、今回は北海道のOHMツインサーキットでの開催となりました。
ツインサーキットは、文字通り2つのサーキットが店舗内にあります。1階は1/12やツーリングカー用のオンロード、2階にはドリフト専用のサーキットがあります。駐車場やピットスペース、冷暖房設備のピットエリアに品揃え豊富なパーツショップまで完備しており、屋外は一年の大半が雪で走れない地域であるだけに、とても気の利いた素晴らしい施設です。
普段はゴムタイヤを使ってハイスピードドリフトで楽しむお客様が多いそうで、イベント前日では「え??、樹脂では滑りすぎて走れないでしょう」、といった具合でしたが、実際にルールで定めた樹脂タイヤで走り出すと、「難しいけど、遅くてゆっくり滑るので案外面白い!」と好評でした。
コンクールドエレガンスの選出や抽選会も行い、最後は準決勝、決勝といった特別ルールで盛り上がり、初めてドリフトイベントに参加した方々は、新しい楽しみ方を知ってもらえた感じでした。


2006年11月4日(土曜日)

【ヨコモドリフトミーティングRound11in九州】2006年9月23日レポート

カテゴリー: - T2K @ 21時01分53秒

【ヨコモドリフトミーティングRound11in九州】 2006年9月23日(土)

兼ねてから九州地区での開催を検討していましたが、なんと実車のサーキットである、オートポリスでの開催が実現しました。会場は、実車のサーキットの観客スタンドの後ろ側にあるイベント広場に設置しました。
チューニングパーツメーカーで有名な、ブリッツ様の多大なるご協力のもと、オプションパーツを装備したブリッツ・スライラインの展示や、D1グランプリのカレントリーダー(9/23現在)である、のむけんこと野村謙選手と、RE雨宮RX7を駆る、D1ドライバー・末永正雄選手が応援に駆けつけてくださり、イベントを盛り上げてくださいました。


2006年11月2日(木曜日)

【ヨコモドリフトミーティングRound10】2006年9月18日レポート

カテゴリー: - T2K @ 21時47分37秒

【ヨコモドリフトミーティングRound10】 2006年9月18日(月)

ドリフトミーティングは、参加者様、実車関係各社様、、各出版社様のお陰で、10回を迎えることが出来ました。第10回目も参加希望者の勢いは衰えず、エントリー募集開始時間より、たった6時間で定員を超えてしまうほどでした。「参加したくても出来ない」等のおしかりもありますが、この盛況ぶりには嬉しい悲鳴を上げております。
次は20回を目標に、運営スタッフ一同がんばりますので、今後共宜しくお願い致します。


2006年10月31日(火曜日)

【JMRCA1/10電動オフロードカー全日本選手権】2006年9月8日レポート

カテゴリー: - T2K @ 22時10分58秒

【JMRCA1/10電動オフロードカー全日本選手権】 2006年9月8日(金)?10日(日)

来年、2007年度に石川県で開催される、IFMAR電動オフロード世界選手権の前哨戦となる「プレワールド」を兼ねて開催された、JMRCA全日本選手権に参加しました。
ツーリングカーの世界選手権から帰国して間もない時期であったこともあり、エントリーは2WDクラスをキャンセルし、4WDクラスのみに絞りました。コントロールプラクティスでは、アメリカから来日した、チームヨコモのビリー・イーストン選手がトップタイムをマーク、広坂が2番手のタイムを出し、順調なスタートを切りましたが、その後はうまくかみ合わず、予選は8番グリッドという過去最低のポジションとなってしまいました。残念ながら決勝は雨で中止となり、あっけなく終了してしまいました。

☆4WDクラス (決勝は雨で中止。予選の順位で決定。予選順位は、3R中ベスト2Rの合計ポイントで決定した)
1位 松崎隼人 / HB / 254ポイント
2位 前住諭 / TAMIYA / 250ポイント
3位 吉岡大輔 / HB / 250ポイント
4位 鈴木伸一 / TAMIYA / 247ポイント
5位 Billy Easton / YOKOMO BX / 245ポイント
6位 足立伸之介 /KYOSHO / 243ポイント
7位 三瓶達也 / KYOSHO / 243ポイント
8位 広坂正美 / YOKOMO BX / 242ポイント
9位 秋元宏太 / KYOSHO / 241ポイント
10位 河島良寛 / YOKOMO BX / 239ポイント

以下は、RCワールド2006年11月号に掲載された「Keep RUNNING vol.07」を転記したものです(text/大道智洋)。

タイトル:全日本8位。その理由と意味
 
 広坂が一里野で行われた1/10オフロードカー全日本選手権を終えて東京に戻った某日。今回のレコーディングのため、広坂のもとを訪問した。本誌の全日本取材班からの速報で広坂が8位でレースを終えたことは事前に知っていたが、本音を言ってしまうと、やはりそうか…、という感想があった。
 
 理由はいくつかあったが、まず第一にこれまでレース前の広坂と接する時に感じた、勝利を渇望する空気感とでも呼ぶべき圧迫感にも似た気迫がいつもほど感じられなかったということ。第二にツーリング世界戦で準備期間を含めて1年以上にわたるハイテンションなレーシングモードを終息させたばかりの広坂がいきなりベストなコンディションでレースに臨めないのではないか?という老婆心。第三に完成したばかりのへヴィーデューティーなコースコンディションと直前に判明した悪天候の兆し。これらすべてを総括して、広坂が決して万全の体制でレースに臨んでいるとは考えられなかったのだ。もちろん、これは個人的な見解でしかなかったが、奇しくもその不安は8位という結果によって的中してしまったといえる。

 「事前練習の結果自体は悪くなかったですね。走り込み中心の練習でしたが、悪天候で2回に1回しか走れない状況でしたので、ちゃんとした練習やデータとりはできませんでしたが、それなりに走れていたとは思います。マシンは大きく変えた部分はなく、逆にこれからどう変えていくかを模索していた状態でしたね」

 広坂は今回のレースを境にマシンのリアセクションを下げてフルフラット化していた。それについてはどうなのか?
「セットを変えてもコントロールタイヤになった時に、それがどう反映されるか?もわかりませんでしたし、路面状況によっても変わる部分ですから、セッティングの途中でレース自体が終わったという感じでしたね」
 
 そして、チーム体制という面でも、やはり100%の体制ではなかったことを広坂は教えてくれた。
「チームヨコモとしても、完全にイタリアのツーリングに的を絞って活動していたので、今回の全日本はまったく準備ができていなかった。イタリアが終わってそういえばオフロードもあったね。という感じで準備を始めましたので….。チーム自体が今年はツーリング、来年はオフロード(世界戦)というとらえ方でしたから、まだ完全にオフロードのモードになっていなかった部分もありますね」

 そして8位という今回の結果に関しても、広坂はなにひとつネガティブにとらえてはいない。その理由は、目標はあくまでも世界戦であって、今回の全日本ではないということにある。
「アメリカのオフロード専門の選手がのり込んでくれば、とてもかなう相手ではないと思います。だから彼らを相手に僕らが上位争いをするためには1年間みっちりと準備を進める必要があるだろうな、ということは予測しています。本戦になって、モーターが回らない、マシンのセットが合っていない、などと慌てても、もうどうしようもない。準備期間のうちにそうした問題点をどれだけ明確にし、いかに解消しておけるか?が重要です。そう考えれば、もうスターティンググリッドについた時点で勝敗は決まっているといっても言いすぎじゃない」

 あくまで目標は世界戦。そんな最上段の目標をおいて行った今回の全日本を広坂はどう自己分析するのだろうか?
「コントロールプラクティスではビリーが1位、僕が2位というまずまずの滑り出しだったんです。でも、この時点で今回のピークが出てしまっていたんでしょう。そこから先はミスが頻発しましたね。タイムを上げようとするほどミスしてしまう。体自体が一年かけてトレーニングしたツーリングの体になっていて、オフロードの体にするには少し時間が足りない状態でしたね。同じコーナーで同じミスを連発するなど、もう自分に流れを引き戻すことはできない状態でした。今回は5分のヒートで10回もミスすることがあって、これは僕の経験上でも全日本では初めてのことです」

 イタリアのツーリング世界戦で完全燃焼してきたが、今回のオフロード全日本に向けて再度エンジンをかけようとしたが、かからなかった。そんな状態だったのだと広坂はつけ加えた。そしてレースそのものは悪天候により4WDクラス決勝を行わずして勝敗が決定された。
「予選でふるわず、決勝を走れなかったということは、一見、不運にみえると思います。けれど、僕自身は雨で決勝が行われなかったことは不運だと思っていません。なぜなら、8番グリッドという位置から決勝を戦った経験がない僕が、混戦を抜け出して順位を上げることができたか? と問われれば、それはどうなったかわかりません。もし、さらに順位を落とす結果になっていれば、完膚なきまでに打ちのめされ、その後のメンタリティに大きな影響を与えたと思うんです。コントロールプラクティスでピークを出しきり、その後はリズムが狂っていく状態だった僕が、いい結果を出すことは難しかった。そう考えれば、トドメを刺される直前でレースが終わってくれた、というとらえ方もできるわけです」

 一度レースが流れはじめると、そのカレント(流れ)を変えるのは非常に困難だという。そしてそれを変えることができるのは実力でしかなく、ときに運をも味方につけなければ勝利を得ることは難しい。広坂ほどの実力をもってしても、レースの魔物を制することは容易なことではないのかもしれない


2006年10月30日(月曜日)

【ヨコモカップツーリングカーレースin埼玉】2006年7月30日レポート

カテゴリー: - T2K @ 21時01分29秒

【ヨコモカップツーリングカーレースin埼玉】 2006年7月30日(日)

7月30日(日)埼玉県三郷市の日本橋模型NRCスーパースピードウェイにて「ヨコモカップツーリングカーレースin埼玉」を開催いたしました。事前の告知が遅れたために残念ながら参加人数は少なめでしたが、延べ27名のエントリーを集め、熱いバトルが繰り広げられました。チームヨコモからは先日の世界選手権が行われたイタリアから帰国したばかりの広坂正美、さらにツーリングカー・スポーツクラス全日本チャンピオンの松倉直人も参加し、皆様とレースを楽しむとともに雰囲気を大いに盛り上げました。
レースはそれぞれ3分間のベストラップ方式の予選を3ラウンド行い、グリッドスタートの8分間決勝レースで順位を決定いたしました。まずF1クラスの決勝ではTQの中田選手と予選2位海老沢選手、3位の通縁選手が激しいトップ争いを繰り広げます。レース中盤まで続いたこのバトルはとてもクリーンな争いで、ギャラリーからも大きな声援が贈られましたが、終盤にトップに立った通縁選手が安定した走りで後続を引き離しトップゴール、以下中田選手、海老沢選手と続きました。
比較的穏やかなスピードでコントロールしやすく入門者にも好評の540クラスは、きれいなスタートで決勝レースが始まります。上位3名は連なるようにコーナーをクリアしていきますが、周回遅れが見え始めた頃から若干不安定な走行、佐々木選手はクラッシュに巻き込まれてフェンスにつかまり、市川選手と椎名選手に先行を許します。しかしトップに立った市川選手も同じく周回遅れに巻き込まれてしまい、それをうまくクリアした椎名選手がしなやかな走りでトップを快走、リードを保ったままトップゴールいたしました。2位には残念ながら追い上げ切れなかった市川選手、3位にもやはりクラッシュから立ち直った佐々木選手が入りました。

そしていよいよチームヨコモも参加したツーリング23ターンクラス、TQには予選1ラウンドの1周目からいきなりコースレコードタイムをたたき出した広坂選手、そして2位には100分の3秒及ばなかった松倉選手です。決勝スタート直後もこの2人が抜け出してしまうのかと思われましたが、同じく予選で12秒台の好タイムを記録した古畑選手がワークス勢を追い立てます。この3台はかなりハイレベルな走行できれいなラインをトレースしていきますが、古畑選手の集中力が途切れてしまったのが、細かいミスで徐々に引き離されてしまいます。この後は広坂、松倉両選手のテールトゥーノーズが終盤まで続き、ギャラリーも息を呑む熾烈なバトルが繰り広げられました。しかし残り2分の時点でついに松倉選手がミスを犯し、広坂選手は若干のリードを広げます。松倉選手は懸命にこの差を挽回するもタイムアップ、広坂選手がゴールラインを切りました。その後に続くのは古畑選手、岡庭選手、大森選手ですが、トップ2名が賞典外のため、この3名が表彰台に上りました。

☆23Tクラス
(賞典外) 広坂正美 37L 8.00.50 BEST:12.66
(賞典外) 松倉直人 37L 8.00.80 BEST:12.59
1位 古畑和音 36L 8.10.63 BEST:12.84
2位 岡庭義明 35L 8.10.35 BEST:13.25
3位 大森信一 33L 8.06.71 BEST: 14.03
4位 佐々木誠 31L 8.04.22 BEST:13.92
5位 大出貴文 31L 8.04.69 BEST:14.45
6位 常田雅彦 30L 8.02.99 BEST:13.75
7位 中田勝巳 DNS BEST:13.60
8位 橋本貴裕 DNS BEST:13.37


2006年10月29日(日曜日)

【IFMAR1/10ツーリングカー世界選手権】2006年7月5日レポート

カテゴリー: - T2K @ 22時02分23秒

【IFMAR 1/10ツーリングカー世界選手権】 2006年7月5日(水)?8日(土)

今年最も力を注いでいたイベントが、イタリアで開催された、ツーリングカーの世界選手権でした。2年に1度行われる同大会は、今年で第4回となりますが、毎回トップ戦線には加われるものの、まだ一度も優勝できたことのないレースなだけに、何とか一勝したいところ。
ちなみに過去3回の成績は2000年度(日本)2位、2002年度(南アフリカ)4位、2004年度(アメリカ)4位でした(写真提供RCスポーツ様)。

1位 Andy Moore (GB) / HB / 19Point
2位 Masami Hirosaka (JPN) / YOKOMO BDM / 18Point
3位 Paul Lemieux (USA) / HUDY / 17Point
4位 Marc Rheinard (GER) / TAMIYA / 17point
5位 Viktor Wilck (SWE) / HUDY / 13Point
6位 Teemu Leino (FIN) / Schumacher / 13Point
7位 Surikarn Chaidejsuriya (THA) / HB / 13Point
8位 Ronald Volker (GER) / HB / 10Point
9位 Craig Drescher (GB) / Associated / 9Point
10位 Rick Hohwart (USA) / TAMIYA / 7Point

以下は、RCワールド2006年9月号に掲載された「Keep RUNNING vol.05」を転記したものです(text/大道智洋)。

タイトル:ISTC電動ツーリング世界選手権を終えて

「R/Cレーサー人生でもっとも大きな意味をもつレース」
 これまで、この連載ではレーサー"広坂正美"のこれまでとこれからを伝えてきた。そのなかで、広坂にとって2006年度のISTC電動ツーリングカー世界選手権がいかに大きな意味をもつレースであるか?を伝えてきたつもりだ。
幾多のレースで勝利してきたことは、ひとつひとつ広坂にとって重要なものであったが、そうした積み重ねがあったからこそ、今回のツーリング世界戦は、それらすべてを受けるかたちで重要な意味を含んでいたといえる。なぜなら世界チャンピオン保持記録をかけたレースであり、ツーリングカーという、誰もが認めるトップカテゴリーで勝利するという、ふたつの大きな目標を含んでいたからだ。
 考えてみてほしい。勝つことがもっとも困難な世界選手権に、何度も勝つ続けるということを。世界中の強豪がひしめく、今回の世界選手権に勝利するということを。いずれも、途方もない困難の先に結果を求めることになる。
このふたつに同時に挑むことができたレーサーは広坂ただひとりであり、おそらく、この条件に追いつくことができるレーサーが登場するまでには、我々は膨大な年月を待ち続けることになると思う。R/Cはホビーである。けれど、ホビー枠をはるかに超越したスポーツとして行われた今回のツーリング世界選手権は、広坂の2位という結果を持って、世界中のR/Cレーサーの記録と歴史に明確な区切りをもたらしたと思っている。

 「今はただ、プレッシャーから開放されて、やっとリラックスできた….、という気持ちです。レースが1カ月前に近づくと、心臓の鼓動が速くなる状態がずっと続くんです。極度の緊張とプレッシャーによるものだと思いますが、食事もだんだん喉を通らなくなってくるし、でも食べないと体力が衰えますから、無理してでも食べるように心がけたり….。自分の精神状態を自分でコントロールする状態が続きますね」
 帰国した広坂が最初に発した言葉はこのようなものだった。広坂はこれまで実力があったからこそ、チームの力に助けられながら結果を出してこれた。体が異常をきたすほどの緊張感のなか、レースを進めてきたという事実は世界一の保持記録であっても、自らの実力を過信することができない世界がそこにある証といえるのではないだろうか。

 「それでも、現地に到着してしまうと、レースの雰囲気に入り込んでいくので、緊張は緩んできますね。特に今回は1/12をキャンセルしていたので、本戦が始まるまで、3日間の余裕がありましたから、ゆっくり1/12を観戦しながら、余裕をもって挑めましたね。ツーリングでも上位にきそうな選手が出ていますから、彼らの走りを見て、どういった精神状態でツーリングの本戦にのり込んでくるか?を見定めていましたね。成績のいい選手はノリノリでツーリングに挑んでくるし、成績がよくなかった選手は、ツーリングで挽回しようと意気込んでくる。そんなメンタルな部分を意識しながら、観戦することができました」
 
 普段、人のレースを見ることがあまりない広坂にとって、貴重な3日間だったにちがいない。そんな広坂が迎えたレース本番は、意外なアクシデントで幕を開けることになる。広坂は直前になってモーターをオリオン製に変更した。ところが、このモーターにはラベルが貼られておらず、上下を逆さまにセット(+-が逆になる)するというイージーなミスを誘発してしまうのである。これによって広坂は1ラウンド目でいきなりスタートができず、リタイヤを余儀なくされてしまう。

 「正直、何かしらのアクシデントはあると思っていましたから、想定内ではあったんです。マーシャルについた僕のもとに海野くんが飛んできて謝ってくれましたが、僕は思わず笑ってしまいました」
 広坂にとっても悔しいアクシデントだったが、そこで焦るでもなく、憤るでもない。いかにいいメンタルコンディションでレースに臨めていたか?を表すエピソードだ。しかし、これで広坂のレース運びは明確になっていく。今回のレースでは、多くのドライバーがアクシデントに見舞われた。ハンダづけの脱落やベルト切れ、そして雨….。詳細はレースレポートに譲るが、こうしたトラブルによって、レース運びが明確になるのもまた、皮肉な話である。

 「このアクシデントで、残りのヒートが捨てられなくなりました。雨もいつ降り出すかわからない。1ラウンドで終了になれば、それで終わりですし、仮に3ラウンド行えたなら、残りの2ラウンドはやはり捨てられない。その後、路面温度の異常な上昇でグリップが得られず苦戦してしまいました。シュガーウォーターも撒かれず、プラクティスのデーターはまったく役に立たなくなりましたね」

 いきなり手探りを強いられたレースで広坂は戦い続けることになる。しかし2ラウンドを3位でゴールし、3ラウンド目には1位でゴール。そして4ラウンド目にはトップタイムをマークする。しかしこの状況下での他の選手との差は5分間走って1秒程度の世界。ワンコーナーで勝敗が分かれてしまうレベルだった。
 「なかなか自分の名前が上位に上がってこないので焦りもありましたね。3ヒート目の1位でようやく上にきて。けれど、残りのヒートが4位以降なら勝機は得られない。なんとか3位以内に入ってくれ!というチームの声に応えられなければ、と思いましたね」
 
 そして4ラウンド目のトップゴールで、トップに躍り出た広坂はようやく流れをつかんだ実感を得る。
 「4ヒートのレースならこれで勝利となりますが、5ヒート目の実施がアナウンスされた時点で、まだ予断を許さない状況になりました。捨てられないヒートがひとつ増えてしまったんです」
 この時点でステディな走りをこなし、レースのカレントリーダーだったアンディ・ムーアがやや有利な状態で決勝ヒートを迎えることになる。しかし、この運命の最終ヒートで広坂はアンディに0.5秒の遅れをとり、最終結果2位でのフィニッシュとなったのである。この5ヒートに象徴されるように、今回のレースはアンディと広坂の勝負だった。双方ともタイムでも他を圧倒し、走りも非常に安定していたといっていい。されど、これが結果。広坂は勝利することができず、また、連続世界チャンピオン記録もこの時点で途絶えたことになる。競技の結果とはあっけない側面をもち合わせているが、広坂自身は今回の結果を真摯かつ冷静に受け止めているようだ。そして晴れ晴れとした表情で、次のモチベーションを探すという。KEEP RUNNING。これからも、この連載では走り続ける広坂の姿を記録していく。


2006年10月26日(木曜日)

【出没!アド街ック天国】 2006年7月1日(土)放送 テレビ東京系

カテゴリー: - T2K @ 21時39分21秒

【出没!アド街ック天国】 2006年7月1日(土)放送 テレビ東京系

あらゆる街に出没し、おすすめスポット・ベスト30を、紹介する情報バラエティ番組、「出没!アド街ック天国」に出演しました。
テーマは「筑波山」。そこでつくばの名所として紹介されたのが、何と「谷田部アリーナ」。番組の制作スタッフは、高速道路にある、谷田部アリーナの大きな看板で見つけたそうです。
谷田部アリーナは30位中16位でした。ちなみに1位は筑波山でした。
同番組で、テーマが「表参道」の時に、表参道ヒルズにある京商さんのお店も16位で紹介されておりました。ラジコンは一般的にもなかなかの認知度ですね。
さて、ここでも披露したのはやはり妙技でした(テレビに出演する時はほとんどがスゴ技を見せて欲しい、です)。
撮影は、谷田部アリーナのオフロードコースを借りて行いました。
まずは、オフロードのスピンターンで、バック走行のままスラローム、続いてジャンプ台をのぼり約5mの綱渡り、その後片輪走行させながらコーナーをクリアして、マッチに着火、続いて垂直にジャンプして10メートルほど上にある風船を割って、最後はスタッフの頭にある風船をジャンプして割りました。
90秒ほどで一瞬でしたが、見ごたえ有る内容でした。


2006年10月25日(水曜日)

【タムタム千葉店オープニングイベント「YOKOMO DAY」】 2006年6月25日レポート

カテゴリー: - T2K @ 22時33分35秒

【タムタム千葉店オープニングイベント「YOKOMO DAY」】 2006年6月25日(日)

全国各地に大型店舗を次々にオープンしている、ホビーショップタムタムさんの千葉店が千葉市中央区にあるポートスクエア3Fに開店、オープニングイベントを、RC SPORTSさんの企画・協力により行いました。店舗に隣接しているRCサーキットは、市民体育館とマクドナルドの間にあり、とても目立つ場所にあります。そこで、HPI DAY(土曜日)と YOKOMO DAY(日曜日)の2日間に渡ってのイベントが行われました。
YOKOMO DAYでは、RC SPORTS で連載中の、鈴木浩塾長の実演による「ドリフト塾」、広坂師範による「正美道場・体験版」をプロのMCであるzuppy(ザッピー)さんの巧みな実況で観客をひきつけました。

その他では、チームヨコモの、広坂正美、鈴木浩、若杉幸男、鈴木昭により、団体ドリフトの披露や、ドリフト体験走行なども行いました。
第2部となる夕方のイベントでは雨が降り出したため、店舗内に移動し、デモ走行やサイン会、ジャンケン大会などで盛り上がりました。

(写真提供RCスポーツ様)


2006年10月24日(火曜日)

2006年6月17日【ヨコモドリフトミーティングRound9】

カテゴリー: - T2K @ 20時29分17秒

【ヨコモドリフトミーティングRound9】 2006年6月17日(土)

ドリフトミーティングRound9は、谷田部アリーナで開催しました。
屋外ブースには、5台の実車D1車輌(ORC・Z33/今村陽一仕様、BLITZ・スカイライン/野村謙仕様、I&D・チェイサー/古口美範仕様、HPI・RX7 FC3S/ドリフト侍仕様、Weld・クレスタ/高橋雄一郎仕様)と、ドリ天チェイサーを展示致しました。また、D1グランプリ・ランキング(6/17現在)第9位の田中一弘選手(チームオレンジ)と、4ドアセダンのベロッサでD1グランプリに参戦している”ベェロ太”こと廣田友和選手の初来場もあり、会場は終始賑わっていました(写真提供RCワールド様)。


2006年10月23日(月曜日)

【ラジコンしよう!】 #1 2006年6月7日(水)放送 CS739

カテゴリー: - T2K @ 19時20分38秒

【ラジコンしよう!】 #1 2006年6月7日(水)放送 CS739

CS放送で、ラジコンをテーマとした番組が始まりました。フジテレビアナウンサーの、鈴木芳彦さんを通じて、オンロードやオフロードはもちろん、ヘリコプターや潜水艦まで、様々なジャンルのラジコンを、広く一般に広めようという企画です。
第1回目と第4回目のテーマ「ドリフト」で、広坂が講師として登場致しました。
ドリフトって何?から始まり、最後はドリフトを決めよう、となるのですが、グリップ走行が未経験の方にいきなりドリフトを教えるのは難しいですね。例えば実車の免許をとるときは、もちろん、アクセルもステアリングもゆっくりした動作から始め、バックする時は左右逆に切らなければならないことも、そこで初めて体感します。初めての方にいきなり「アクセルを踏んでリアを滑らし、すべり出したらステアリングを逆に切ってカウンターを?」などといっても通じるわけがありませんね。
かといって、「では前後左右から覚えましょう!、ゆっくりまっすぐ前進してステアリングを切ってみましょう!」と指示してその通りにしても、ヨコモのドリフトパッケージは、滑らせて走ることが専門ですので、真っ直ぐ走ることは非常に難しいし、スピードを出さないとただステアリングを切っただけでは曲がることが出来ないのです。そこを上手く伝えるのが難しかったです。
そこで、対策したのはドリフトパッケージに付いている標準のホイルに、グリップタイヤを取り付けて、まずグリップ走行を覚えてもらいました。そして後に、標準のドリフト専用樹脂タイヤに交換し、ドリフトを体感してもらいました。鈴木さんも徐々に上達していくたびに、「これは、はまりそう!」と楽しげでした。鈴木さんは、是非ヨコモのドリフトミーティングの実況席に座っていただきたいほどの美声の持ち主でした。
その他には、広坂初挑戦!ドリフトラジコン・マッチ着火や、連続180度ターンなどのワザを披露しました。

☆お知らせ
10月25、26日に「ラジコンしよう#1?#7」までの一挙放送が決定しました。放送日時は下記の通りとなっております。

10/25(水)
21:00?21:30#1「ドリフト」
21:30?22:00#2「ミニッツ」
22:00?22:30#3「オフロード」
22:30?23:00#4「ドリフト」

10/26(木)
21:00?21:30#5「ヘリコプター」
21:30?22:00#6「オフロード」
22:00?22:30#7「ヘリコプター」

「ラジコンしよう」番組ホームページ
http://www.fujitv.co.jp/cs/radicon739/


2006年10月20日(金曜日)

2006年5月21日【ヨコモドリフトミーティングRound8 in 岡山】レポート

カテゴリー: - T2K @ 21時54分32秒

ヨコモドリフトミーティングRound8 in 岡山】 2006年5月21日(日)

前日に「ヨコモカップツーリングカーレース」を行った、オンロードサーキットの横に作られた、「ドリフト専用サーキット」にて、ヨコモドリフトミーティング初の地方開催となりました。

ここでヨコモドリフトミーティングを、少々ご紹介させていただきましょう。
今まではレース活動とレース運営一筋でやってきた「ヨコモ」ですが、ドリフトミーティングというイベントは、運営方法が大きく異なります。ヨコモのワークスドライバーや社員は、運営を担当し、競技には参加しません。また、ドリフトはタイムを競わせず、「上手くドリフト出来た人が勝ち」という審査で順位を決めるということ。イベントを盛り上げる実況が、運営の中心となっていることなどです。
参加するだけでも楽しめるよう、実車のD1車輌を展示したり、D1ドライバーにお越しいただいていることも魅力の1つです。綺麗にドレスアップしたマシンに対しては、コンクールドエレガンス賞が与えられるのも魅力のひとつです。

今回は、D1ドライバーである、三木竜二選手、ドリフト侍選手、古口美範選手、そして高橋雄一郎選手の4名の豪華ゲストがお越し下さいました。中でも高橋雄一郎さんは、D1車輌のWeld・クレスタを、何と神奈川から10時間かけて自走で持って来てくださいました。
また、実車業界の専門誌である、ドリフト天国さん、模型専門誌のRCマガジンさん、RCワールドさん、RCスポーツさんにもお越し頂き、岡山大会を誌面で大きくレポートして下さいました。

参加して下さった選手達も、タイムを競わない新しいスタイルの競技に、とても楽しんでおられた様子で、お陰さまで大盛況の内に無事終了することが出来ました。
このイベントの模様はDVDで発売致します。


2006年10月19日(木曜日)

2006年5月20日【ヨコモカップツーリングカーレースin岡山】レポート

カテゴリー: - T2K @ 23時28分46秒

【ヨコモカップツーリングカーレースin岡山】 2006年5月20日(土)

 岡山県玉野市にある有名な模型店、「プラトピア玉野店」のWANGANサーキットにおいて、ヨコモカップを開催しました。3年前のオープニングレースにおいては、残念ながら雨天中止となり、「今回こそは」と思いきや、またもや天候があやしく、レース当日の朝から雨にたたられました。
玉野市は、雨の少ない地域で有名なだけに、「ここに雨を降らすほどの実力者・正美!」などと、よくわからない褒め言葉をいただきながら、せっせと雑巾がけをしていたところ、雨もやみ、路面が乾き出し、レースが出来そうな雰囲気になって参りました!。しかし、乾き始めると同時に再び雨が降り出し、コース上はまたもや水溜り状態となりました。
これは中止せざるを得ないか?という状況の中、掃除機を持ち出したプラトピアの従業員が、水をくみ出しはじめ、それにつられて参加選手達が雑巾でコース上の水をかき出すこと約2時間、何と路面はレースが出来る状態にまで回復したのです。かくして午後2時ごろに開会式を行い、無事にレースを開催する運びとなりました。
1周14秒台のわりと大きく、走りやすいサーキットでした。
この地域では、チームヨコモの福田一郎選手がいることもあり、大勢がヨコモユーザーだったことに驚きました。

☆スーパーストッククラス
1位 広坂正美 / ヨコモBDM / 35L 8.13.97
2位 福田一郎 / ヨコモBDM / 34L 8.04.97
3位 西谷和弘 / ヨコモBDM / 34L 8.07.77
4位 平田貴稔 / ヨコモBDM / 34L 8.10.74
5位 松山武弘 / ヨコモBDM / 34L 8.11.69
6位 井上貴之 / ヨコモBDM / 33L 8.01.58
7位 山本隆哉 / ヨコモBDM / 33L 8.07.47
8位 岡本雅司 / ヨコモBDM / 32L 8.07.19
9位 長谷川正志 / ヨコモBDM / DNS
10位 小野晃 / HB / DNS


2006年8月14日(月曜日)

ガレッジワザーランド

カテゴリー: - T2K @ 20時47分57秒

2006年5月15日(月)の18:30?17:00にかけて、テレビ東京系で放映された「ガレッジワザーランド」に出演しました。

この番組は、国内外問わず、あらゆるテクニックをもった人をスタジオに呼び、それぞれのワザを披露、そのワザを見学者が採点するという内容です。
出演者は、ゴリエちゃんで有名なガレッジセールさん、ゲストにはタカアンドトシさんなどがおられました。早くから現地入りしていた広坂は、1つ前に放映される同じ番組の収録現場を見学させていただきました。そこには、まちゃまちゃさんや、嶋大輔さんがゲストとして出演されていました。

さて、広坂がこの番組に出たのは、もちろんラジコンの妙技を披露するためでした。ラジコンの妙技といっても、谷田部アリーナなどで収録して、上手く出来たところだけを編集してVTRを作成するならさほど難しくはないのですが、スタジオにいる大勢の見学者の前で演技を見せるということは、撮り直しが無いだけに、なかなか難しいものです。よって、失敗の少ないもので、高い点数を獲得出来るであろう2つの演技を行うことにしました。ひとつは、ロッシの1/18サイズのオフロードカーを使い、10台のおもちゃが縦横無尽に走る中を避けつつ、更に風船を割りつつ、走り続けました。これは結構受けが良く、100点満点獲得に王手をかけた感触でした。

実はこの番組には4組の参加者があって、それが川田チームとゴリチームの2つに分かれます。つまり2組の合計ポイントが高いチームが勝ちとなるわけです。広坂はゴリチームで、最後に登場したわけですが、3組が終了した時点での両チームの成績は、川田チームで出場した、72歳のボディービルダーが100点を獲得、もう1組も80点オーバー、ところがわがゴリチームの1組目は、80点を超えられなかったため、広坂は100点を出しても勝てないことになってしまいました。そこで急遽特別ルールが組み込まれました。最後の出演者(広坂)が、100点満点を出したら同点ということにして、ジャンケンで勝敗を決めよう、という運びとなったのです。

選手権の決勝より緊張する中で、2つ目に披露したのは、「頭上ジャンプ風船2つ割り」でした。ヨコモの最新オフロードカー「MR-4BX」のフロント部に針を付け、ガレッジセールのお二人が縦に並び、頭上に付けた風船をジャンプして一気に割るというワザでした。チャンスは1回のみ、高さが異なる二つの風船を割るのはとても難しく、結局手前にある1つだけしか割ることが出来ませんでした。

そこで機転をきかせたガレッジセールさん、「では次はタカアンドトシさんに代わりましょう!」と再アタックのチャンスが来ました。スタジオの盛り上がりはピークに達し、タレントさんは、針を付けて豪快にジャンプするラジコンに驚嘆していました。「これを割ればたぶん100点。一発勝負!」そしていざジャンプ!しかしブレーキのタイミングが一瞬遅れ、手前の1つを割ると、2つ目を飛び越してしまって失敗し、84点しか獲得できませんでした。

最高得点は獲得できず、ゴリさんチームは敗れてしまいましたが、最後のオオトリで登場出来たことや、スタジオで演技を披露出来たことは、ラジコン業界にとっても明るいニュースになったと思います。

ちなみに一緒に出演した3組は、72歳の現役ボディービルダーの200kgバーベル上げ、高さ3mほどある竹馬を使ってのパラパラダンス、のこぎりのしなりを利用しての音楽演奏、などといった、とても特殊な得意技をもった方々でした。

写真1)BXのフロント部を加工してピアノ線を付け風船を割りました(写真の車には付いてません)。
写真2)普段の練習などに使っている愛車です。テレビには、後ろ側の一番奥にある、赤いオフロードカーを使いました


4月30日 2006 ヨコモドリフトチャレンジin山梨

カテゴリー: - T2K @ 20時43分44秒

日本最大規模で行っている、ヨコモのラジコンドリフトイベント「ヨコモ・ドリフトミーティング」は、茨城県にある、ドリフト専用サーキット・谷田部アリーナを中心に開催しております。そしてこの度、初の試みとして開催したのが、「ヨコモ・ドリフトチャレンジ」というイベント。
ドリフトチャレンジは、各専門店単位で行う、ドリフトミーティングの縮小版です。
審査方法や、車輌規定、レギュレーションなどを、地元の特色に合わせて決めるというのが特徴の1つです。

今回の舞台となったのは、山梨県にある、「ホビーショップみさき」さんのオンロードサーキット。山梨が地元のD1ドライバー、2003年度のシリーズチャンピオン・今村陽一選手の影響もあってか、現在では山梨でドリフトラジコンのブームが来ているようです。
ドリフトチャレンジin山梨のエントリー人数は、定員いっぱいの60台で行われ、関東からの参加も多数ありました。
審査員には、ヨコモの鈴木昭、海野幸次郎、そして加藤隆史が担当、実況は、TNレーシングの飯塚代表が行い、一台一台の単走システムを採用し、一人一人の選手に対しての評価をその場で行ったことが非常に好評で、さわやかな晴天に恵まれた会場は、終始賑わってい
ました。

写真やリザルトはホビーショップみさきさんのホームページをご覧ください↓。

http://www.dcn.ne.jp/~misaki/index.html → みさきGC戦結果 → 4/30


2006年8月3日(木曜日)

4月29日 全国サーキット破り in 山梨

カテゴリー: - T2K @ 20時34分10秒

チームヨコモの加藤隆史選手が、全国のサーキットの主に、看板とラジマガの広告を賭けての勝負を挑む企画「全国サーキット破り」。
加藤選手が勝てば、サーキットの看板、負ければラジマガの誌面をただにするという企画。
今回の舞台となったのは、山梨県にあるとても有名なお店、ホビーショップみさきさんが所有するオンロードサーキット。
チームヨコモのベテランドライバー加藤といえども、初めて訪れるサーキットにおいては、そうやすやすとは地元の主に勝たせてもらえないのがRCレースである。
そこでそれを加勢するため、各メーカーのワークスドライバーが、加藤選手の助っ人となってレースに参戦するのである。
今回お呼びのかかった広坂は、横山武、松倉直人、鈴木昭の3名と共に、万全の体制で望み、中でも広坂は、急遽お客様に借りた12Lで、1/12クラスにも参戦した。

【ツーリングクラス レース結果】
1位 広坂正美 43L8.03.95
2位 大嶋慶太 41L8.02.62
3位 松倉直人 41L8.06.31
4位 中村直裕 41L8.09.75
5位 小沢一幸 41L8.11.50
6位 横山武 41L8.13.52
7位 伊藤和秀 40L8.07.87
8位 鞠山仁 40L8.08.48
9位 藺牟田浩成 40L8.14.51
10位 望月裕司 32L8.17.12

【1/12レーシングクラス レース結果】
1位 広坂正美 43L8.04.59
2位 山形久 41L8.00.35
3位 長田圭司 40L8.02.02
4位 清水孝一 39L8.03.46
5位 大久保翼 39L8.05.70
6位 樋口雄三 38L8.02.63
7位 斎藤智昭 38L8.03.84
8位 宮川典仁 25L8.00.70
9位 岡部誠 RT

くわしくは、ホビーショップみさきのHP
http://www.dcn.ne.jp/~misaki/index.html → みさきGC戦結果 → 4/29

にレポートがあります。


4/8?9 ISTCプレワールド レポート

カテゴリー: - T2K @ 20時29分12秒

2006ツーリングカー世界選手権 プレワールド 4/8(土)?9(日)

RC WORLD 2006年7月号「KEEP RUNNING Vol.3」より転記(Text / 大道智洋)

「今回のレースは非常に楽しみなんです」
EPツーリング世界戦を前に広坂は揚々と語った。
これまでプレッシャーと戦い続けた広坂が、純粋に挑戦者として参戦することとなった今回の世界戦。プレ世界選手権を終えた広坂にインタビューを敢行し、大舞台直前にいちレーサーとしての顔を覗かせた世界チャンピオンの心境に迫ってみたい。

?「レースを楽しむ」正美、原点回帰?
「今回のレースは楽しみなんです」EPツーリング・プレ世界選手権を終えた広坂は開口一番こう言った。
「いつも追われるばかりで余裕がないんですけれど、今回は精神的にものすごく余裕があってチーム体制も整ってます」
 もちろん、広坂は何の根拠もなくこう言っているのではない。
「周りの応援がすごく力強いんです。僕はまだ一度も勝ったことがないですから。(ツーリング世界戦では)それだけに周りが応援して盛り上げてくれるので、僕も奮い立たせてもらっていますね。期待に応えたいという気持ちもありますし」
 世界戦を前に気力十分といった感じではあるが、とはいえ簡単に勝てるほど世界の壁は低いものではない。
「手応えはもちろんありますけれど、勝てる自信があるか?と聞かれれば、そうではないですね。ただ守るものがないので気分は楽です。僕の攻めに他の選手がどこまで耐えられるか?僕がどこまで攻められるか?そんな真っ向勝負ができることがすごく楽しみですね」
 これまで膨大な数のレースを戦ってきた広坂にとって、今回の世界戦はどのような位置づけになるのだろうか?
「このレースで勝てるかどうか?がこの先さらにレースに力を入れるか否か?を左右する分岐点になると思います」
 実は今回のツーリング世界戦にあたって広坂は1/12の世界戦をキャンセルしている。両方にエントリーすればスケジュールが過密化し、双方のレースを十分な体制で戦うことができないという判断からである。前回の1/12世界戦で優勝している広坂は、あえて無冠であるツーリングを制覇するという狙いから今回のターゲットをツーリング1本に絞ったということになる。
「たとえ1/12で連続優勝できたとしても、僕にとっては大きな意味はない。やはりツーリングで勝たないと全種目で勝ったことにならない。おそらく今、チャンピオンとして認められるカテゴリーはツーリングだと思います。僕が2回に1回勝っている1/12なら勝率は高いし、世界チャンピオン保持記録にこだわるなら、そちらの方が無難です。でも、そういうものじゃないし、3度挑戦して勝てなかった、今一番熱い種目に挑戦して優勝したいという想いがあります」
 守りに入らない。攻め続ける。広坂の想いのすべてが注がれるのが今年のツーリング世界選手権といえるだろう。

?広坂が戦う世界の強豪選手たち?
 世界戦というからには世界中から実力をもった選手が集まってくることになる。もちろん、メーカーもチーム体制を整え、勝利の準備に余念がないだろう。そんな広坂が迎え撃つ選手たちとは、どのような選手なのだろうか?
◆ マーク・ライナート(TRF)。プレでも勝ってますし、誰もが認める優勝候補。何よりも走りに対して純粋。乱れが少なくて安定している。ムダがないです。彼と競り合って勝てればいいですね。
◆ 原 篤志(ホットボディーズ)。波に乗ったら誰も彼にかなわないでしょう。原くんは走りもセッティングも総合的にハイレベルでノウハウ量ではケタ違い。それだけに迷う要素も多いと思いますが、セットが決まれば怖い存在です。
◆ ベリー・ベイカー(アソシ)。彼はムラがある選手ですが、ハマった時の速さは手がつけられないタイプ。押せ押せのドライブスタイルで、あそこまで押しが強い選手は他にいないでしょう。
◆ ポール・レミュー(X-RAY)。今全米でものすごく速い選手です。彼はアメリカンスタイルのフロントソリッドアクスルの名手で、かなりうまい。X-RAYは今回のレースにすごく力が入っているので要注意です。
と、ここまで見ても、ほんの数人ですら強豪がひしめいていることがわかる。無論、広坂が戦う相手はここに挙げた選手にとどまらない。無名のダークホース的な選手が突如現れるのも世界戦では珍しくないことである。そんな舞台で広坂はどんな走りをみせるのか? レースファンならずとも注目せずにはいられない一戦になることはまちがいないだろう。
「とにかく、早くレースがしたいですね。今回の世界戦は本当に楽しみで仕方がないんですよ(笑)」
 何も背負わず、振り返る要素が全くない状態で戦う広坂がイタリアで活躍する姿は想像に難くない。

レース結果
1位 Marc Rheinard / Tamiya
2位 Andy Moore / Hot Bodies
3位 Masami Hirosaka / Yokomo
4位 Teemu Leino / Shumacher
5位 Victor Wilck / X-Ray
6位 Hubert Honigl / Tamiya
7位 Atsushi Hara / Hot Bodies
8位 David Spashett / Tamiya
9位 Ronald Voelker Hot Bodies
10位 Jilles Groskamp / X-Ray


2006年4月6日(木曜日)

「ヨコモカップ ツーリングカーレースin大阪」2月26日

カテゴリー: - T2K @ 13時47分27秒

2月26日(日)、大阪は平野区にある「RCアドバイザーチャンプ」にて、「ヨコモカップ ツーリングカーレースin大阪」を開催いたしました。

「チャンプ大阪店」は、一階が駐車場、二階が店舗、三階がサーキットとピットエリアとなる大型販売店。RC関係は、車から飛行機、ヘリコプター、ロボットまで、ほとんどの商品が揃っているお店。

チャンプの開幕戦となる、「ヨコモカップ」は、定員60名のエントリーを集めて盛大に開催させていただきました。
開催当日、関西地方は朝から豪雨となり、幸いにもサーキットはインドアであったために中止は免れました。
チームヨコモからは、広坂 正美、加藤 隆史、丸山 勝平、松倉 直人の4選手が参加、3月末に発売する、「ヨコモ・BD MASAMI Special」を持ち込み参戦しました。

関西勢の有力選手が多数参加する関西で一番ハイレベルと言われるこのレースで優勝するのは決して容易なことではありません。過去にはTQを獲れなかった時や、優勝出来なかったこともありました。今回も富田 和成 選手や、田中 広芳 選手、油谷 亜津司 選手、藤原 浩二 選手といった面々が優勝候補でした。

今回は、モーターが、ヨコモの23ターンに限定されており、我々は「レイダウン・トルクタイプ」と、「X4200IB」バッテリーの組み合わせを選択しました。

予選では、広坂がTQを獲得、2番手には冨田和成選手、3番手に実車の全日本スーパーGT選手権に参戦しているプロドライバー・光貞 秀俊 選手、以下、油谷、加藤隆史、横田純也、丸山勝平、田中広芳、中澤義次、そして10番手には昨年度の全日本選手権スポーツクラスでBメインと健闘した、女性ドライバーの児玉裕紀子選手が、決勝Aメインに進出しました。

決勝では、トップで飛び出した広坂の僅かなミスを逃さず、富田、光貞 両選手が先行する。しかし数周後に富田 選手がミスで後退、トップに立ったのは光貞 選手であった。光貞選手は、10秒台中盤のハイペースで襲いかかる広坂のマシンを後ろに、完璧にブロックして追い抜く隙を与えない。

レーシングドライバー・光貞選手とのテール・ツー・ノーズは、何と30周も続いた。お互いの集中力もそろそろ限界に達したところで、先にミスしたのは光貞 選手。痛恨の転倒により、広坂がトップを奪取しチェッカーを切った。場内からは、お互いの栄誉を讃えた、あたたかい拍手が印象的でした。

レースを運営して下さいました、「RCアドバイザーチャンプ」のスタッフの皆様、誠にありがとうございました!

レース結果

1位 広坂 正美 ヨコモ・BDM
2位 光貞 秀俊 タミヤ・MSX
3位 富田 和成 テック・MY05
4位 油谷 亜津司 タミヤ・MSX
5位 児玉 裕紀子 ヨコモ・BD
6位 加藤 隆史 ヨコモ・BDM
7位 中澤 義次 HB・サイクロン
8位 横田 純也 タミヤ・MSX
9位 田中 広芳 タミヤ・415
10位 丸山 勝平 ヨコモ・BDM


開会式の際に行った記念撮影。参加人数は定員いっぱいの60名でした。


コンクールドエレガンス賞に輝いたボディは4枚でした。


広坂と優勝争いしたのは、実車のレーシングドライバー・光貞 秀俊 選手だった。


手前はチームヨコモから参戦した、2003年度 全日本選手権スポーツクラス優勝・丸山 勝平 選手、左 は、Gスタイル代表の高木氏。


予選10番手から、決勝では見事5位にジャンプアップした女性ドライバー・児玉裕紀子選手。左はお母さん。


今大会の最年少ドライバーは、6歳の男の子でした(ごめんなさい、名前を聞くのを忘れていました)。


取材に来て下さったRCマガジンの加藤 隆史 氏。


RCスポーツさんは、はるばる東京から取材に来て下さいました。


抽選会でのプレゼンテーターを務めた、2004年度 全日本選手権 スポーツクラスチャンピオン・松倉 直人 選手(左)。


上位入賞者5名の記念撮影 左から、児玉 裕紀子、富田 和成、広坂 正美、光貞 秀俊、油谷 亜津司 各選手


2006年4月4日(火曜日)

「福岡オートサロン」2月17(金)?19(日)

カテゴリー: - T2K @ 22時15分56秒

ヨコモは、東京オートサロンから約1ヶ月後に行われた「福岡オートサロン」にも出展致しました。場所は「福岡Yahoo!JAPANドーム」、来場者は11万8116人でした。
東京オートサロンと同じく、ドリフトラジコンの人気度は抜群でした。
福岡でも多くの方にドリフトラジコンのデモ走行をご覧いただきました。


ブースは、常に人だかり、通路をふさいでおりました。


D1ドライバーの日比野 哲也 選手が、ブースへお越しくださり、ドリフトパッケージ「AE86」と共に記念撮影。


ドリフト侍さんがデモ走行を披露、会場を盛り上げてくださいました。


ヨコモ ドリフトミーティングRound6 2月12日(日)

カテゴリー: - T2K @ 00時04分22秒

写真のみでレポートします。


車検風景。シャシーやタイヤ、バッテリーやモーターをチェックしました。


6名ものD1ドライバーがお越し下さいました。
左から古口 義範 選手、三木 竜二 選手、風間 靖幸 選手、今村 陽一 選手、高橋 ユウボウ 選手、そしてドリフト侍 選手、そして左右には、ORCレーシングレディの畠中美沙穂さん(右)と、夏生祥代さん(左)


ドリフト侍さんにジャンケン大会で勝利した男の子は、ドリフトパッケージRX-7FCキットを手にした。


ピットスペースを確保するため、屋外に増設したが、テントが吹き飛ばされるほどの強風に見舞われたため、屋外のピットは、急遽オフロードコースへ移動することとなった


イベントは、屋外のドリフト専用コースで行った。


160台を超えるエントリー数でおこないました。


D1クラスを制したのは、近藤忠義選手。
何と3連覇を達成した。


D1クラスの決勝トーナメント進出者、8名の選手紹介。
追走方式の勝抜き戦がイベントのクライマックスとなる。


2006年4月3日(月曜日)

ヨコモ杯タムタム1周年記念レース

カテゴリー: - T2K @ 23時55分38秒

1月29日(日)、愛知県西春日井郡にある、「ホビーショップタムタム名古屋店」にて、タムタム名古屋店様のご協力により、「ヨコモ杯タムタム1周年記念レース」を開催致しました。
タムタム・インドアサーキットが出来て早1年がたちますが、サーキットは普段でも多くの利用客で賑わっているとのこと。特に店舗においては、週末になると今でもお正月の状態がずっと続いているとのこと。様子を見に行くと、100台ほど収納できる店舗用の駐車場は常に満車状態。店舗のレジは常時大忙しの状態であった。
レースは定員いっぱいの50名を集めて行われ、チームヨコモからは、広坂正美、加藤隆史選手、松倉直人選手の3名が参加した。
イベントの途中には、広坂、松倉の2名によるドリフトラジコンのデモ走行と体験走行会を行い、場を盛り上げた。
参加者よりもはるかに多い観客数には大変驚きました。
レース終了後は、抽選会とジャンケン大会で盛り上がり、大盛況の内に終了した。

PS:安藤社長を始め、タムタム名古屋店のスタッフの皆様、ありがとうございました!


安藤店長のご家族と記念撮影。


参加者と共に記念撮影。


ゼッケンは、ドリフトミーティング方式の通し番号で行われた。


ピットは広いスペースのある、屋外に設置された


管理の行き届いた、非常に綺麗なインドアサーキット。レイアウトのデザインは、広坂が担当させていただきました。


スクエアの尾崎氏も、レース運営を手伝って下さいました。

レース結果

優勝 広坂正美
準優勝 松倉直人
3位 清水選手


EXTREME OFF ROAD CHAMPS

カテゴリー: - T2K @ 23時48分13秒

以下は、RCワールド4月号「アラウンドザワールドVol.77」に掲載したものです。

<2005 Off Road Winter Championship and 2006 Extreme Off Road Champ>

オフロードファン待望のレースイベント

2005年度12月4日、オフロードファンが待ちに待っていたイベント、オフロード・ウインターチャンプが、谷田部アリーナで開催された。より多くの参加者を集めたいとの趣旨により、2WD、4WD、トラックだけでなく、スモールサイズやストック、旧車のみのヴィンテージや、Hiジャンプまで、計7種目ものクラスで行なわれた。アメリカのクラブレースなどでは、様々な種目で複数のクラスを設けて開催することが多く、人気を博しているが、今回のイベントが大勢のエントリーを集めたのも、こうしたアメリカンで楽しむことを重視した内容が集客の秘訣といえるのかもしれない。
事前エントリーではさほど人数が集まっていない感じであったが、当日はやっとの思いでピットスペースを確保できるというほどに人が集まってきたのである。オフロードファンにとっては待ちに待ったイベントだったのかも知れない。

総勢227名の参加!思いがけないビッグイベント!?

6時30分のゲートオープンと同時にサーキット入りし、早速準備に取り掛かった。普段経験しているレースにありがちなピリピリした雰囲気は感じず、会場入りした瞬間から穏やかで純粋に楽しみに来ている人達が多かったように思えた。チームメイトの木村、河島、松倉、各選手と顔あわせをし、メカニックの細田氏と、モーター担当の北川氏と軽く打ち合わせをした後、約6パックほどの練習走行を済ませた。
ゲートオープンしてから2時間30分が経過した午前9時、そろそろ始まるころにもかかわらず、一向にアナウンスも入らなければ、ドライバーズミーティングが始まる気配もない。しかも組み合わせ表すらも発表されていない。心配になって様子を伺ってみると、何と当日になってエントリーが次から次へと増え、パソコンへの打ち込みが終わらず、コントロールタワーはパニック状態に陥っていたのである。さすがにこれではレースを始めることが出来ないため、私自身もパソコンへの打ち込みの手伝いをし始めた。事前エントリーは約100名、しかし当日エントリーはさらに100名を超え、総勢227名もの特大イベント。開会式が始まったのが10時になってしまった。
さて、我々がこのイベントに参加した目的は、近日発売するヨコモの4WDプロトタイプマシンの最終テストと、その走りを大勢に見てもらうことからであった。しかも国内トップレベルのそうそうたるドライバー達の参加があったため、さながら全日本選手権なみの注目度を集めることとなり、ニューマシンを披露する意味でも絶好の機会となったばかりか、様々な角度から多くの楽しみ方の出来るレースとなった。

気になるヨコモ渾身の4WDマシンは?

ではここで、我々が持ち込んだ4WDオフロードカーの紹介をさせていただこう。プロダクション仕様の詳細は、本誌今月号(4月号)の特集記事をご覧頂くとして、ここでは主な特徴をご説明しましょう。まずこのマシンの名前は「MR-4BX」、通称BXと呼んでいただくと良いだろう。昨年7月に行なわれたオフロード全日本選手権では、試作第1号でデビュー・トゥ・ウィンを果たし、その直後の8月に行なわれた世界選手権には、5台投入した内の3台がベスト10入り、そして準優勝したマシンである。その後、約半年間に渡っての改良を加え、妥協なしのハイエンドモデルとなっていよいよ世に送り出すまでに至った。
シャシーレイアウトは、モーターをセンターにして、バッテリーを後方に置く、振り分けバッテリー専用の配置。メンテナンス性の良さには、ハイエンドツーリングカー・ヨコモMR-4TC・BDのノウハウも多数盛り込んでいる。バルクヘッドの上下分割や、3分割式のダンパー、Iアームを取り外すことなくデフの調整ができる機構も備えている。
特に4WDで課題であった耐久性を重要視し、完全新設計となるサスアーム他の各樹脂パーツには、強度を上げた新素材を採用、フロントに5mm、リアに6mmのワイドベルトや、ダブルパッドのスリッパークラッチを標準装備。更にエキセントリック(偏心)テンショナーは、ベルトをより良い状態に保てるよう延び具合を細かく調整できる仕組みである。また、ツーリングカーより一回り小さい6角タイプのホイルハブを標準装備し、それに合わせた前後の新型ホイルを一本ずつのナットで取り付けるスマートな設計。オプションで発売予定の3点式ホイルハブを使えば、旧型となるMR-4BCのホイルを取り付けることも可能となる。更に6角ホイルハブを取り外すことで、プロラインやロッシから販売されている2WD用のリアホイルも使用出来るのである。これにより今度は、2WDにBXキット標準の6角ハブを使用することで、アソシやロッシにヨコモのホイルを取り付けることも可能となるのである。このようにタイヤ&ホイルの汎用性の高さはオフロードカーにとって重要な要素だといえるであろう。
バルクヘッドは、アルミ削り出し、リアハブも新設計ミリサイズベアリングを使うアルミ製、サスマウントもアルミ製となっている。また、センターシャフトの片側には、スリッパークラッチ調整用ナット、そしてもう一方には、ワンウェイの聞き具合を調整出来るナットが付いている点である。センターワンウェイの利きを変えることで、曲がり具合を変える事が可能となる。
では、4WDクラスに参加したときの様子をレポートしよう。
BXはハイスピード時にも安定感を損ないにくい、パワーオンとオフ時での挙動変化の少ないバランスの取れたマシンである。10ターンのモーターと、X3800IBヨコモピークマッチドバッテリーの、とてもハイパワーな仕様でも、実に安定した走りを披露していた。モーターとバッテリーのパワーを優先すると、路面グリップの低下と共に、直進安定性の低下とコーナー出口での巻き込み症状が出やすい。今回はフロント駆動にワンウェイを使っていたが、このような症状が出る場合には、フロント部にデフを使用するといい。ちなみにキットではフロントデフが標準装備となる。
予選第1ラウンドでは、圧倒的な速さで5分間を走りきったものの、トランスポンダーの接触が悪く、ノーカウント。第2ラウンドでは、木村選手と1位2位のタイムでフロントグリッドを獲得した。ちなみにフロントワンウェイはコーナーリングスピードに優れ、路面グリップの高い時やギャップの少ない時には有利、グリップの低い時やギャップの多い時には、フロントデフがお勧めである。
広坂のBXは、唯一16周に突入したが、その大きな手助けとなったのが、世界選手権で大活躍した、ヨコモ・ごくらくオフロードウイングであった。ストレートタイプとラウンドタイプの2種類があり、2WDにはストレートタイプ、4WDにはラウンドタイプを使うことが多い。世界選手権でも上位3名が使用した実績を持ち、ハイパワーモーター使用時でも、リアの暴れだしを抑えてくれるのである。
さて、決勝では予選2位のチームメイト・木村選手との一騎打ちとなる。1周目より勢い良く飛びだした2台は、後続車をじわりじわりと引き離す。木村選手は一見速そうに見えないドライビングスタイルを持つが、一緒に走ると、その無駄の無い、そしてとてつもない速さを肌で感じ取ることが出来る。予選においては木村選手とはラップタイムでのアドバンテージもあったが、トップスタートした私のミスを突いてレースをリードする。同じマシンでほぼ同じセッティングを施しただけに、通るラインも近く、追い抜くスペースは極めて少ない。無理に追い抜くか、ミスを待つしかない状況であった。勝負を決めたのは、レース中盤でのヘアピンカーブであった。木村選手をパスした広坂がトップゴールしたものの、どちらが勝つかわからないほどの接戦を演じ、会場を沸かせた。そして表彰式が終了したのは、何と夜の9時を過ぎていた。こうして長い一日が盛大に終了した。

バギー人気再燃か?200名超の熱気が谷田部に!

ウインターチャンプから約2ヵ月後に、エキストリーム・オフロードチャンプが、ほぼ同じ内容で開催された。驚いたことに参加者が前回同様の200名を越えた。どうやらオフロードの人気は本物のようである。注目を集めたBXも、多くの人から「発売が待ち遠しいです」「買いますから」などの声をかけていただいた。メーカーとして、とても嬉しくありがたい瞬間である。
広坂は今回も4WDクラスのみに参加。バッテリーは、新発売のX4200IBを使用。このバッテリーのパワーは強烈のひと言で、4WDでウイリーするほどに圧倒的であった。エキストリームでTQ争いしたのは、チーム京商の野口選手。2秒差で広坂がTQをゲット、決勝では2番手からスタートした野口選手のマシンが、1周目に謎の転倒で後退してしまい、広坂がそのままトップゴールした。
200名以上が1日楽しめるオフロードレース。是非次回は読者の皆さんも参加してみてください!また、谷田部アリーナ以外でもこのようなイベントを開催し、より多くのオフロードファンを楽しめればいいと思っている。
なお、この2つのレースの模様は、ヨコモからリリースされているDVDでご覧いただけます。興味のある人は是非!


Hiジャンプクラスを制したのは、BMXの日本チャンピオン・鶴田絢史選手の14メートルオーバーだった。


スモールクラスは1周レースの勝ち抜き戦。これが結構盛り上がる!


ヴィンテージクラスは、80年代のマシンのみで競われるクラス。
懐かしいマシンを多く見た。コンクールドエレガンス賞もあった。


ウインターチャンピオンシップは時計回り、EXTREME CHAMPは反時計回りで行われた。


4WDクラスの決勝メンバー


4WDクラス優勝を決めた、広坂正美のMR-4BX


2WD全日本チャンピオンの木村心哉選手のマシン(前)


広坂のBXのシャーシ


2006年3月31日(金曜日)

リバティランド 社長 誕生日杯 with ヨコモ 1月22日

カテゴリー: - T2K @ 20時49分46秒

「リバティランド 社長 誕生日杯 withヨコモ」

1月22日(日)、埼玉県所沢市にある、リバティランドで行われる、毎年恒例のレース「リバティランド社長 誕生日杯」に、チームヨコモの鈴木昭、丸山勝平、松倉直人選手と共に参加した。
参加人数は定員いっぱいの75名とあって、非常に活気のあるイベントとなった。
レース方式が、1周のタイムアタック方式であるため、攻めすぎてマシンを壊す選手が続出した(広坂も壊しましたが…誰も見ていませんでしたが…)。
予選1ラウンド目に最速ラップをたたき出したのが坂本大輔選手。それまでに鬼塚選手が持っていたコースレコードを破りトップタイムをマークする。坂本選手の使用していたマシンは、ヨコモ・BDのほぼストック状態。チームヨコモ勢もその勢いに負けずに好タイムをマーク、広坂正美がコースレコード更新で1ラウンド目のトップタイムを出した。予選2ラウンド目には更にタイムを更新し、そのままTQを獲得。
決勝ではスタートから飛び出した、広坂の駆るBDが独走状態で8分間走りきり優勝を決めた。そして1位から4位(鬼塚選手)までをヨコモMR-4TC・BDが独占した。

☆リバティランドさんは、DAYレースとナイトレースやハンディキャップレースなど、様々に趣向をこらしている販売店。サーキットも非常に遅くまで営業してくれており、定員さんは実に親切に対応してくれます。それから何より路面グリップが驚異的に高いのが特徴です。オーバーグリップで、転ぶ対策をしなければならないサーキットは少ないですものね☆☆
リバティランドのHPあります↓
http://www.izu.to/liberty/

PS:本橋社長を始めスタッフの皆様、お世話になりました!


F201ワンメイククラスの上位3名
優勝:原田陽選手(中央)、準優勝:清水秀幸選手(左)、3位:熊谷正仁選手(右)


GTクラスハンデ戦の上位3名
優勝:坂本大輔選手(中央)、準優勝:千葉一俊選手(左)、3位:川島清好選手(右)


23Tエキスパートクラスの上位3名
優勝:広坂正美(中央)、準優勝:坂本大輔選手(左)、3位:鈴木昭選手(右)


23Tビギナークラス
優勝:岡田敦彦選手(中央)、準優勝:小田嶋正史選手(左)、3位:阿部香織選手(右)


レース終了後の勉強会?。お店用にセッティングシートを作成しました。カンニングしているのは誰でしょう?


抽選会です。


23Tスポーツクラスの上位3名
優勝:佐々木誠選手(中央)、準優勝:松本広美選手(左)、3位:清水秀幸選手(右)


2006年3月29日(水曜日)

大阪ほんわかテレビ 1月15日(日)

カテゴリー: - T2K @ 21時29分04秒

1月15日(日)、読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」の「情報喫茶店・達人列伝」のコーナーで、「ラジコンカー世界チャンピオン・広坂正美」として紹介していただきました。
撮影は、茨城県つくば市にあるRCカー専用サーキット「谷田部アリーナ」で行いました。読売テレビアナウンサーの森たけしさんのレポートで、ラジコンカーを使っての様々な演技が、約5分間に渡って放送されました。

<紹介された技>
1.サブロク ターン(360度スピン)
2.縦列駐車(前進のみでスピンさせながら、縦に並んだ2台の車間に一瞬で駐車する)
3.ドリフト走行
4.プロポ後ろ持ち操縦(プロポを背中に持つことで、左右の手が逆になります)
5.前進マッチ着火(ストライカーをボディのフロントバンパー部分に付けて行いました)
6.スピンマッチ着火(ストライカーをボディのリアバンパーに付けて行いました)
7.平行綱渡り(約5mm幅のロープ2本を使い、カーブ付の約15メートルをラジコンで走りました)
8.頭上風船割り(森さんの頭に付けた風船を、針付きのラジコンをジャンプさせて割りました)
*使用したマシンは、1?4までが「ヨコモ・ドリフトパッケージS15シルビア」、5?8が「ヨコモ・MR-4BX」でした。


東京オートサロンに出展 1月13日(金)?15(日)

カテゴリー: - T2K @ 21時25分47秒

「東京オートサロンに出展」1月13日(金)?15(日)

カスタムカーの祭典「東京オートサロン」に、ヨコモが2度目の出展を致しました。
東京オートサロンは、千葉県にある幕張メッセの西館、中館、東館の全館とイベントホール、更には屋外会場も使い、全国からの出展を募って行われました。来場者数は3日間で何と約24万9292人!
今年は、ヘイキ・コバライネン選手によっての、F1の昨年度のチャンピオンマシンのデモ走行が行われました。
昨年度は、出展スペースに空きが無く、メイン会場から少し離れたイベントホールでの出展となりましたが、今年はメイン会場に出展することが出来ました。しかもヨコモブースの位置は、中央の入り口を入ってすぐの所の非常に目立つ位置。それも右側はパイオニアさん、左側はTEINさん、後ろはNAPACさんや日産さんといった超有名会社がブースを出されていました。
実車とラジコンでは、見た目や価格も大きく違い、一般の認識度にも大きく差異のある中、同じ土俵で仕事が出来たことに感動を覚えました。そしてとても嬉しいことに、ラジコンの走りを見たことの無い人が物凄く多く、ドリフトラジコンのデモ走行を見て、「格好いい !上手い! 欲しい!」と連呼してくれた上に、常に身動き出来ないほどの人だかりがヨコモブースを埋め尽くしていた。ラジコンを知らない人がまだまだ多くいるということで、大勢の前でデモ走行を行うことの必要性を強く感じました。
 ヨコモブースでは、ドリフトラジコンのデモ走行だけでなく、ヨコモがスポンサードしているD1ドライバー関係者やメーカー様、ドリフト天国誌さんやウェルクさんのご協力により、D1ドライバーの写真撮影会、ドリフトラジコンの新製品発表会や、有名人によるドリフトラジコン競技なども行いました。





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広坂正美選手
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